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Tokyo Prideに製薬14社参加 武田薬品・宮柱JPBUプレジデント「製薬業界として手と手を取り合って」

公開日時 2026/06/08 04:53
多様性と平等の実現を目指すLGBTQ+啓発イベント「Tokyo Pride 2026」が、東京レインボープライド主催のもと、東京・渋谷周辺で6月6日・7日に開催された。「多様性と平等がひらく未来」をテーマに製薬業界から14社が自社ブースやパレードに参加した。武田薬品からは宮柱明日香JPBUプレジデントを筆頭に約60人の従業員・家族がパレードに参加し、沿道の声援に応えた。宮柱氏は本誌取材に応え、「多様性にコミットした武田薬品としてその思いを従業員と共に分かち合い、患者さんやステークホルダーに対して貢献していきたい」と参加意義を語った。

武田薬品は2019年から毎年イベントに参加しており、25年には単独でパレードに初参加した。今回は、MR、研究・開発職、本社スタッフに加え、4月入社の新入社員などが全国から駆け付け、渋谷から原宿までの約3キロを行進した。同社では「配偶者」の定義を事実婚・同性婚パートナーにも拡大し、婚姻状況によって区別されることのない寮・社宅制度が26年4月から開始されるなど、取り組みを継続している。同社の従業員リソースグループ(ERG)も月に2回程度の会議を設け、多様性の推進に力を入れているという。

◎宮柱氏「一人ひとりが輝く、自分らしく生きられるような社会づくりに貢献したい」

パレードに参加した宮柱氏は、「製薬業界の人材として手と手を取り合ってやっていくことが重要だ。患者さんの多様性を企業としても理解し、一人ひとりが輝く、自分らしく生きられるような社会づくりに貢献したい」と語った。

◎DE&I教育 過去一回以上の受講者64.6% カミングアウト後にパフォーマンス向上も

武田薬品のブースでは、Tokyo PrideをはじめとするLGBTQ+啓発イベントで実施した調査結果を掲示した。調査はLGBTQ+当事者のカミングアウトの有無や職場のDE&I施策が当事者のエンゲージメントや自己評価にどのような影響を与えているかを明らかにすることを目的に、1481人の回答結果を解析したもの。「当事者はカミングアウト後にパフォーマンスが38%向上」することが分かっている。また、DE&I教育に関して過去に一回以上受講した人が64.6%と学習機会は一定程度あることが分かったが、「誰もが安心して働ける環境には更なる整備・拡充が必要」と呼び掛けた。
(調査結果はこちら

◎サノフィ 岩屋社長が参加 信頼度調査の取り組みを掲示

サノフィは、「全ての人が安心できるインクルーシブな医療環境の実現」を目指し参加。ブースでは、マイノリティに属する人々の医療に対する信頼度調査の結果を掲示したほか、25年に「LGBT理解増進法に基づく基本計画」に関する要望書を提出した取り組みなどを紹介した。岩屋孝彦代表取締役社長も会場に駆けつけ、社員と共に誰もが安心して過ごせる環境づくりを呼び掛けた。


◎アステラス製薬 杉田CPOと北村CFOも参加


アステラス製薬のブースでは、「どんな明日に変えていきたいか」をテーマにメッセージを集め、「誰もが笑顔で過ごせる社会」、「平和な明日」など、来場者から多くの言葉が寄せられた。また、パレードには杉田勝好代表取締役副社長兼Chief People Officer(CPO)と北村淳Chief Financial Officer(CFO)が参加。約100人の社員とその家族などと共に、笑顔で沿道の声援に応えた。


◎MSD 全国の従業員からのメッセージを横断幕に込めて行進


MSDは、「未来において大切だと思う言葉」をテーマに、参加者から「わたしらしく」、「いのち」、「癒し」などのキーワードを選んでもらう展示を用意。多様性のシンボルである「プログレス・プライド・フラッグ」の色に合わせて虹を表現した。また、本社や各地方事務所、工場など、全国の拠点の従業員が手書きでメッセージを添えた横断幕やのぼりを掲げ、パレードに参加した。

◎ノバルティス アライ表明の医療機関をマップ表示

ノバルティスファーマのブースでは、医療アクセス向上への取り組みを紹介した。同社では、誰もが公正で当たり前の医療を受けられる社会の実現を目指し「Medical Ally Network、M’ALLY プロジェクト」を推進している。なかでも、eラーニングを受講してアライになった医療者がいる医療機関を地図で示した「Ally表明医師マップ」を会場のパネルで紹介した。さらに、パレードでは同マップへアクセスできるQRコードを掲げ、120人以上のメンバーと共にメッセージを送った。

◎ブース出展14社、パレードには11社が参加

Tokyo Pride 2026には、アッヴィ合同会社、ギリアド・サイエンシズ、武田薬品、MSD、グラクソ・スミスクライン、協和キリン、サノフィ、ノバルティスファーマ、ファイザー、中外製薬、日本ベーリンガーインゲルハイム、アムジェン、アステラス製薬、アストラゼネカの14社がブースを出展した。また、パレードにはアッヴィ、武田薬品、MSD、グラクソ・スミスクライン、サノフィ、ノバルティスファーマ、ファイザー、日本ベーリンガーインゲルハイム、アムジェン、アステラス製薬、アストラゼネカの11社が参加したほか、中外製薬、日本イーライリリー、ブリストル・マイヤーズ スクイブの社員たちも行進した。
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