福島県 個人輸入健康食品からヒドロキシホモルデナフェル検出
公開日時 2004/02/16 23:00
中国から個人輸入したいわゆる健康食品(無許可医薬品)を服用した福島県内
の30代男性が腹痛、嘔吐、下痢や肝機能低下の症状で医療機関を受診、同食品
からシルデナフィル類似物質である「ヒドロキシホモルデナフェル」が検出さ
れたことが分かり、厚生労働省は2月16日までに、取り締まり強化や再発防止
に努めることを決めた。近く、同物質の分析方法を都道府県に通知する。
県によると、問題の食品は濃い青色のカプセルで、シート裏面に「三便宝?嚢」
と印刷されている。中国では漢方勢力剤として販売されているという。健康食
品からヒドロキシホモルデナフェルが検出されたのは全国で初めて。厚労省に
よると、作用に関する文献情報などは報告されていないが、「バイアグラ」の
成分であるクエン酸シルデナフィルと同様に勃起不全改善作用を持つ代謝物が
生成されると考えられるという。