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山之内・藤沢 来年合併に合意、グローバル・メガのスタートラインに

公開日時 2004/02/24 23:00

山之内製薬と藤沢薬品工業は2月24日、05年4月1日付で合併することに基本
合意したと発表した。国内主力製品領域で重複がほとんどなく、最大の市場で
ある米国での事業展開に期待が高まる日本企業同士の合併が実現した。両社は
「グローバル・メガ企業として発展していくためのスタートラインに立つこと
ができた」と位置づけた。中期的目標として合併3年後の08年3月期に医薬品
売上高1兆円以上、営業利益率25%程度を掲げた。02年の医薬品売上高は両社
計約8000億円でグローバル市場で17位の規模だが、藤沢薬品の青木初夫社長は
「ベスト10に入る会社をつくりたい。いずれそういう地位になれると確信して
いる」と述べた。

合併相手を選んだ理由について、青木社長は「山之内製薬の研究開発力をベー
スとした会社の強さ、また主導権争いや人事のポジション争いから離れて、新
しい会社、新しい文化をつくることに合意できたことが大きい」と述べた。一
方、山之内製薬の竹中登一社長は「米国事業という未知の世界に踏み込もうと
していた時に、アドバイスをもらえた。藤沢薬品は米国事業を苦労して立ち上
げた強さを持つ」と語った。

合併比率は、藤沢薬品の普通株式1株に対して山之内製薬の普通株式0.71株を
割り当て交付する。存続会社は山之内製薬で、本店所在地は東京都に置く。新
会社の会長には青木社長、社長(CEO)には竹中社長が就任する。2社合計の
連結売上高は国内2位、国内医療用医薬品市場シェアは7.7%でトップ(03年
3月期)。国内MR数は、計2400人と国内企業最大となるが、青木社長は「多す
ぎる数だとは思っていない」、竹中社長は「領域別MR導入を含め効果的、効率
的な営業体制を目指す」と語った。連結研究開発費も計1450億円(04年3月期
見込)と国内企業最大となる。

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