大正製薬 大正富山は初年度シナジー効果示せず
公開日時 2004/05/17 23:00
大正製薬は5月17日、04年3月期決算を発表した。医薬事業は、富山化学製品
の売上高212億円が加わったが、194億円増(24.6%増)の983億円にとどまっ
た。大正富山医薬品の営業開始当初、MRの担当交代により活動効率が低下し、
また製品知識の習熟に時間を要した。「MRが2倍の1000人体制になったことに
過度な期待を持った甘さがあった。シナジー効果を初年度現すことができなか
った」としている。
〔連結04年3月期業績(前期比)05年3月期予想〕
売上高 2864億3300万円(4.5%増)2950億円
営業利益 577億円(6.1%増)
経常利益 611億8000万円(0.5%増)640億円
純利益 409億1000万円(15.6%増)370億円
〔主要品売上高02年度・03年度・04年度予想〕
クラリス 271億円―276億円―280億円
パルクス注 145億円―132億円―132億円
ペントシリン(―)―64億円―67億円
トミロン (―)―49億円―53億円
ロルカム錠 42億円―45億円―49億円
アンカロン 35億円―42億円―48億円
オゼックス (―)―29億円―31億円
ソロン 26億円―23億円―23億円
メトリジン 24億円―22億円―23億円
リーマス 23億円―23億円―23億円
ルプラック (―)―16億円―18億円
パシル (―)―9億円―12億円
〔研究開発費02年度(対売上)・03年度・04年度予想〕
295億2600万円(10.8%)―241億7100万円(8.4%)―270億円