厚労省 副作用等報告年間3万件超す
公開日時 2004/06/02 23:00
厚生労働省は6月2日、製薬企業や医療機関などからの医薬品に関する副作用
等報告が、03年度に3万3403件(企業報告2万8004件、医薬関係者から5399件)
寄せられたことを明らかにした。前年度(2万8416件)から2割近く増え、初
めて3万件を超えた。同日開いた薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会
で公表した。これ以外に、医療用具に関する副作用報告は、5383件(企業報告
5013件、医薬関係者から370件)あった。
また、安全対策上の措置として03年度、使用上の注意の改訂を、医薬品等180
件、医療用具9件実施。「医薬品・医療用具等安全性情報」に、医薬品等57件、
医療用具3件を掲載した。緊急安全性情報(ドクターレター)配布を指示した
のは、それぞれ1件だった。