アベンティス タキソテール、頭頸部がん患者の生存期間を改善
公開日時 2004/06/07 23:00
アベンティスファーマは6月7日、第40回米国臨床腫瘍学会で、切除不能な局
所進行頭頸部扁平上皮がんの標準療法にタキソテールを加えたフェーズ3の結
果、全生存期間の改善に加え、無増悪生存期間、腫瘍縮小効果でも有意な改善
が見られ、重篤な副作用発現率も低いことが報告されたと発表した。
臨床試験は欧州最大の多施設共同臨床研究グループにより実施され、358人の
患者が登録、標準療法であるシスプラチンと5-FUとの2剤併用群と、この標
準療法にタキソテールを加えた3剤併用群に無作為に割り付けられた。
03年の全世界でのタキソテールの売上は前年比8%増の13億6200万ユーロ(約
1784億円)で、日本での売上は約106億円(薬価ベース)。