医薬協・日薬連 厚労省にジェネリック医薬品年2回収載を要望
公開日時 2004/07/06 23:00
医薬工業協議会(吉田逸郎会長)は7月5日、厚生労働省医政局長宛てにジェ
ネリック医薬品の薬価基準収載を年2回とするよう要望書を提出した。医薬協
は、現行年1回の薬価収載では、事実上特許存続期間終了後及び再審査期間終
了後でも市場参入までに時間がかかり、最大で16ヵ月参入できない事例もある
と指摘している。同日日本製薬団体連合会(武田國男会長)も同局長宛てに医
薬協の要望に配慮するよう要望書を提出した。
医薬協と日本製薬工業協会は、先発品データ保護期間創設を厚労省に要望する
ことをめぐって対立していたが、日薬連の仲介で医薬協が受け入れ、日薬連は
4月に要望書提出にこぎつけた。その際医薬協は「パッケージでジェネリック
医薬品の年2回収載実現を求めていくことを前提とした合意」と説明。製薬協
も反対しない意向を示していた。