中医協・分科会 医療技術の難易度、時間を調査
公開日時 2004/07/07 23:00
中医協の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(分科会長・吉田英機昭
和大学医学部教授)は7月7日、全国の医療機関を対象に、医療技術の難易度
や時間に関する調査を行うことを決めた。次期診療報酬改定に向け、これら項
目の評価方法に関する基礎資料とする。内保連(内科系学会社会保険連合)、
外保連(外科系学会社会保険連合)を通じ、10~11月に実施。年度内に結果を
集計し、同専門組織に報告する。
内科関係では、200床以上の病院から計約500診療科と、200床未満の約30医療
機関を対象に、特定日に来院した患者各20人について、診療目的や診療時間、
医師の経験年数、診察負荷密度などを聞く。外科関係では、約3300施設で行っ
た手術に関し、医師などスタッフの参加人数、麻酔や手術の時間、執刀医の経
験年数、協力医の最長経験年数を調べる。
外科に関してはこれとは別に、施設基準が設定されている115項目の手術に関
し、術中出血量、退院時転帰、退院先など「アウトカム」に着目した「技術力
に関する調査」も同様に行う。