厚労省 後発品380品目を追補収載
公開日時 2004/07/08 23:00
厚生労働省は7月9日付官報で、後発医薬品の薬価追補収載を告示した。収載
されたのは85社の380品目で、このうち、メシル酸ドキサゾシン(先発品はフ
ァイザーの「カルデナリン」)、塩酸マニジピン(武田薬品工業の「カルスロ
ット」)、オメプラゾール(アストラゼネカの「オメプラール」、三菱ウェル
ファーマの「オメプラゾン」)など16成分33規格99品目が、初めて後発品とし
て収載された。今回の追補で薬価基準収載品目は1万2422になった。
今回収載されたのは、内用薬216品目(うち初収載は12品目)、注射薬132品目
(2品目)、外用薬30品目(2品目)、歯科用薬剤2品目(ゼロ)。薬効別で
は、血圧降下剤(58品目)、消化性潰瘍用剤(39品目)などが多い。当初、収
載希望品目は計401品目あったが、18品目は希望取り下げ、3品目は、局方名
収載などで告示が不要だった。
後発品の収載は93年の中医協了解により毎年1回実施。収載品目数は00年度36
6品目(うち初収載は131品目)、01年度401品目(136品目)、02年度410品目
(137品目)、03年度415品目(144品目)と増加傾向だったが、減少に転じた。