アボット ヒューミラの04年売上を8億ドル以上に引き上げ
公開日時 2004/07/12 23:00
米アボットが7月9日発表した04年4―6月期決算は、売上高が14.0%増の47
億300万ドル、純利益は157.2%増の6億3400万ドル。03年1月に上市した抗リ
ウマチ薬ヒューミラの売上は2億300万ドル(うち米国1億3800万ドル)とな
り、04年の年間売上予想を7億ドル以上から8億ドル以上に引き上げた。また、
05年には12億ドル以上を予想。
主要製品では、デパコート(双極性障害)が13.3%増の2億5600万ドル、抗生
物質バイアキシン(クラリスロマイシン)(抗生物質)が3.9%減の2億5600
万ドル、カレトラ(HIV)が17.8%増の2億3700万ドル、トリコール(高脂血
症)が34.5%増の1億7800万ドル、オムニセフ(抗生物質)が20.0%増の5200
万ドル。
武田薬品工業の米国全額出資子会社との折半出資会社であるTAP社のPPIプレバ
シッド(タケプロン)は8.7%減の7億2800万ドル、前立腺がん治療薬ルプロ
ン(リュープリン)は9.2%減の1億8100万ドル。TAPは04年のプバシッドの年
間売上について前年比約10%減を予想。
アボットは前立腺がん治療薬XinlayのFDAへの申請を年内に行う方針も明らか
にした。