厚労省・審議会部会 リスクの程度で一般用医薬品を分類へ
公開日時 2004/07/21 23:00
厚生労働省の厚生科学審議会・医薬品販売制度改正検討部会(座長・井村伸正
北里大学名誉教授)は7月21日、4回目の会合を開き、制度改正に向けた論点
についての議論を続けた。(1)医薬品のリスクの程度の評価(2)効能・効
果、副作用に関する消費者への周知――といった項目で整理する方向性を決め
た。9月上旬に開催予定の次回会合で事務局が、リスクの程度に関し「大づか
みにカテゴリー分け」した資料を提示する。
論点整理で検討項目に上がった「リスクの程度の評価」は、小児や妊婦、高齢
者など消費者の状況を考慮した評価、分析とする。関連して、委員から、「ス
イッチOTCは、同じ成分でも医療用、一般用で使われる環境が異なることを念
頭に置かなければならない」などとの意見があった。