藤沢薬品 三共との抗真菌剤CS-758の欧米での提携を解消
公開日時 2004/08/29 23:00
三共と藤沢薬品工業は8月27日、三共が創製したアゾール系経口抗真菌剤CS-7
58の欧米でのライセンスおよび共同開発契約を解消することで合意したと発表
した。米国でフェーズ2を準備中の段階だった。解消の理由として、藤沢は北
米で当面開発後期段階にある品目の開発に傾注するためとしている。三共は、
内資・外資を問わず欧米での開発力がある新たなパートナーを探しており、欧
米で引き続き開発を続ける方針。
両社は03年1月に基本合意、9月に本契約を締結していた。基本合意の段階で
は、「三共は今後、藤沢の開発候補品の中から三共の重点領域の1品目を検討
し欧米での開発・販売で提携を行う予定」であることも示されたが、決裂した。
藤沢は「当時の決裂と、今回の契約解消との関係はない」と話している。
藤沢の北米子会社フジサワヘルスケアインクの開発状況は、三共との契約締結
当時に申請中1品目、フェーズ3段階3品目だったのが、現在は申請中1品目、
申請準備中1品目、フェーズ3段階6品目と開発後期段階の品目が増え状況が
変わった。