三共 CS-747のフェーズ2データを発表
公開日時 2004/08/30 23:00
三共は8月30日、米イーライリリーと共同開発中の抗血小板薬CS-747に関して、
ドイツで行われている欧州心臓学会で対照薬クロピドグレルと安全性で同等で
あるとのフェーズ2の結果が報告された、と発表した。試験は米国、カナダで
実施された。急性冠症候群を発症しステント留置を必要とした患者に対してCS
-747あるいはクロピドグレルを30日間投与した後、1次評価項目として臨床上
重要な出血事象が起きるかどうか安全性を各群で比較した。
2次評価項目として30日間投与観察期間中に重大な心血管イベントが減少する
か有効性について評価した結果、心血管イベントの発症率はクロピドグレル群
で9.4%、CS-747群で7.2%と有意差はなかったが、減少する傾向が確認された。