厚労省 マンモグラフィ乳がん検診実施58.3%
公開日時 2004/09/05 23:00
厚生労働省が9月3日までにまとめた乳がん検診実施状況(03年度)によると、
調査票を回収した全国3155市区町村のうち、マンモグラフィ(乳房X線撮影)
による同検診を実施しているのは、58.3%の1839市区町村であることが分かっ
た。都道府県別では、富山、石川はいずれも100%の自治体が実施していたが、
高知(3.8%)、山口(5.7%)など、著しく低い地域もあった。
老人保健法に基づくがん検診の対象年齢変更に伴い、乳がん検診は、従来の
「30歳以上視触診、50歳以上マンモグラフィ」から、「40歳以上マンモグラフ
ィ」に一本化。マンモグラフィによる乳がん検診実施市区町村は、00年度29.2%
、01年度40.3%、02年度48.2%と順次増加している。
03年度未実施の1316市区町村のうち、今後も「予定なし」と答えたのは296ヵ
所で、その理由は「市町村合併を予定している」が113ヵ所だが、「財政的に
整備できない」も62ヵ所あった。