藤沢薬品 海外売上比率52%に、ケテックは不調
公開日時 2004/11/04 23:00
藤沢薬品工業は11月4日、05年3月期中間決算を発表した。国内では抗真菌剤
ファンガード、入眠剤マイスリー、非定型抗精神病剤セロクエルが増加する一
方、経口用セフェム系製剤セフゾンが減少しケトライド系経口抗菌剤ケテック
は計画を大幅に下回った。欧米では免疫抑制剤プログラフ、アトピー性皮膚炎
治療剤プロトピック、心機能検査補助剤アデノスキャンが増加。米フジサワヘ
ルスケアインクは売上高が前年同期比20%増の5億6500万ドル、純利益が15%
増
の8600万ドルとなった。藤沢の連結売上高に占める海外売上高比率は51.9%
(03年度通期では48.6%)
山之内との合併関連の費用(特別損失)は上期に17億円、下期に133億円の計1
50億円計上する。
●〔連結中間業績(前期比)通期予想(当初)前期実績〕
売上高 2045億円(4.1%増)4090億円(4060億円)3954億100万円
営業利益 432億600万円(46.6%増)
経常利益 442億2200万円(44.5%増)680億円(630億円)594億7500万円
純利益 273億2400万円(55.8%増)320億円(380億円)414億6800万円
●〔主要品売上高(前期)通期予想(当初)前期実績、単位:億円〕
プログラフ 295(234)582(548)418
同国内 50(44)100(100)88
同輸出 245(191)482(448)330
セフゾン 106(140)251(230)278
同国内 82(103)182(161)212
同輸出 24(37)69(69)66
ファンガード 64(52)131(131)111
マイスリー 64(52)131(124)110
セロクエル 64(51)128(113)104
ルボックス 43(39)86(80)78
インタール 42(39)98(92)92
ニバジール 40(48)74(72)93
同国内 40(48)73(71)92
同輸出 0(0)1(1)1
ドグマチール 38(37)70(68)73
セファメジン 37(40)69(68)77
同国内 36(39)68(68)75
同輸出 1(1)1(0)2
セフスパン 31(34)63(56)66
同国内 3(4)8(7)9
同輸出 28(30)55(49)57
タゴシッド 31(28)59(57)56
ワクチン類 30(22)81(80)75
プロトピック 30(28)58(65)57
同国内 13(12)25(33)24
同輸出 17(16)33(32)33
レスキュラ 30(30)30(55)59
シベノール 24(22)46(44)44
グリマリール 19(18)33(33)35
ボルヒール 18(21)34(39)40
アルブミン 12(12)27(―)25
ロドピン 12(14)24(23)25
同国内 12(12)21(21)23
同輸出 0(2)3(2)2
ガナトン 11(11)20(20)22
コロネル 11(10)20(19)19
ケテック 4(0)45(84)28
(連結)
プログラフ 610(538)1178(1154)1044
アデノスキャン 173(138)327(317)283
プロトピック 101(82)211(215)173
マイスリー 71(58)145(138)122
アンビソーム 46(47)77(67)89
ニバジール 41(50)78(76)96
セフスパン 29(37)69(63)74