中医協 基本問題小委で特定療養費、混合診療を議論へ
公開日時 2004/11/10 23:00
欠員となっていた委員の一部推薦復帰で中医協は、診療報酬体系のあり方見直
しに向けた本格的な議論のスタートを切る。11月10日の総会では事務局の厚労
省保険局医療課が、特定療養費制度や混合診療について資料説明。この問題に
ついては、議論の場を診療報酬基本問題小委員会に移し、あす12日と来週17日
に小委を開催して集中して審議することを決めた。
混合診療巡っては小泉首相が9月10日の経済財政諮問会議で、「年内に解禁の
方向で結論を出していただきたい」と発言。尾辻厚労相も同28日の就任会見で、
「進めるということについては賛成」とコメントしている。総会では、櫻井秀
也委員(日本医師会副会長)が、「混合診療は保険の概念になく、中医協で議
論する内容ではない。あくまでも特定療養費制度のあり方という観点で議論す
るべき」と、混合診療ありきの論点をけん制した。