厚労省・検討部会 一般薬リスク数値で評価も
公開日時 2004/11/23 23:00
厚生労働省の厚生科学審議会・医薬品販売制度改正検討部会(部会長・井村伸
正北里大学名誉教授)は11月22日、7回目の会合を開き、下部組織「医薬品の
リスクの程度の評価と情報提供の内容等に関する専門委員会」(委員長=埜中
征哉国立精神・神経センター武蔵病院名誉院長)から作業の進捗状況を聴いた。
委員会が行っている、医療用医薬品の添付文書を活用した一般用医薬品のリス
ク分類について、部会委員から、リスクを数値化するよう作業に対する追加の
要望があった。
要望に対し、一般用医薬品全85製品群についての作業が始まったばかりである
ことから、「整理を進めていく中で、数値化の可能性を含めて検討してもらう」
(井村部会長)ことにした。一方、薬剤師会の立場の委員から、用法、用量が
守られない場合のリスクについても評価するべきではないかとの意見があった
が、効率的な作業のために、あくまでも適正使用を前提とした評価を続行する
ことにした。