三和化学 住友と申請中の糖尿病治療薬を共同販促へ
公開日時 2004/12/07 23:00
三和化学研究所は12月7日、住友製薬との間で、三和が国内で申請中の糖尿病
食後過血糖改善剤(α-グルコシダーゼ阻害剤)SK-983について共同販促する
ことで基本合意し契約を締結したと発表した。MR数は三和が410人、住友が790
人。
住友は400億円以上の売上があるCa拮抗薬アムロジンに続く降圧剤の開発品が
なく、糖尿病治療薬を最重点領域とし、品揃えを強化している。現在上市して
いるのはメルビンだけだが、03年3月に独メルク社のフランス子会社メルク・
サンテ社からメルビンと同じ塩酸メトホルミン製剤グルコファージを導入(国
内フェーズ1)、今年9月にはデンマークのノボノルディスクからグリニド系
のレパグリニド(国内前期フェーズ2)を導入した。また、合併を決めた大日
本製薬は糖尿病合併症治療剤(国内フェーズ2準備中)を開発中だ。