厚労省 フィブリノゲン納入先6611ヵ所を公表
公開日時 2004/12/09 23:00
厚生労働省は12月9日、C型肝炎ウイルス感染源となった恐れがある三菱ウェ
ルファーマの血漿分画製剤「フィブリノゲン製剤」(旧・ミドリ十字製品)の
納入先医療機関全6611ヵ所を公表した。ウイルス不活性化処理を行うようにな
った94年以前にこれら施設で投与を受けた人は、「感染している可能性が一般
の人より高い」として、保健所や市町村、医療機関で血液検査を受けるよう呼
びかけをスタートした。
公表リストは該当医療機関について、施設ごとの所在地や電話番号、カルテの
保管状況などデータのほか、「購入したが使用の機会がなくそのうちに使用期
限が過ぎたので廃棄処分したと記憶」(都内の産婦人科医院)といったコメン
トを掲載。厚労省は当初、緊急安全性情報を出した88年6月までの納入先のみ
公表する予定だったが、その後の「やむを得ない場合に必要最小限量」の使用
でも、感染の恐れについて患者への告知が十分に行われていない可能性がある
ことから、同情報発出後の新規納入先も公表対象とした。
対象全医療機関は、厚労省の専用サイト
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/12/h1209-1/index.html)に掲載して
いる。