中外製薬 IFN市場でペガシスのシェア20%台に
公開日時 2004/12/20 23:00
中外製薬は12月20日、好調なC型慢性肝炎治療薬ペグインターフェロンアルフ
ァ2a(ペガシス)と閉経後骨粗鬆症治療薬塩酸ラロキシフェン(エビスタ)に
ついて製品説明会を開いた。
それによると、03年12月に発売したペガシスのインターフェロン市場での売上
シェア(月ベース、薬価ベース)は、3月に10%に達してからも伸び続け、9
月には20%を超えた。11月の売上高は8億円に達した。ライバルのシェリング・
プラウが12月にリバビリン(レベトール)との併用療法を可能にするペグイン
ターフェロンアルファ2b(ペグイントロン)を発売したが、「ペガシスは単独
療法が可能で、しかもリバビリンとの併用療法も開発中であり、将来単独、併
用療法を使い分けできる」とメリットを強調した。
今年5月に発売したエビスタも売上(薬価ベース)が順調に伸びており、中外
の10月までの累積売上は約25億円になった。