中医協・総会 国内未承認薬の「安全性確認試験」名称変更を
公開日時 2004/12/23 23:00
混合診療の部分解禁で、抗がん剤など国内未承認薬を「治験の確実な実施」と
いう形で保険診療と併用できる体制を確立する措置に関し、12月22日の中医協・
総会では複数の委員が、「安全性確認試験という名称には違和感がある」とし
て改善を求めた。厚労省医療課の担当幹部は、「医薬食品局に趣旨を伝える」
と応じた。
安全性確認試験は、現行制度での治験が終了した後も、薬価収載までの間、引
き続き「治験」の一部として保険診療との併用ができるようにする方策。総会
で医療課は、「市販後調査を前倒しするイメージ」と説明したが、委員から、
「安全性を確認するというネーミングはいかがなものか」(対馬忠明健保連常
務理事)、「誤解を招かず、不安を与えないようにしなければならない」(櫻
井秀也委員日本医師会副会長)と要望が出た。