厚労省・調査 かぜで受診の2歳半児81.3%
公開日時 2004/12/26 23:00
厚生労働省が12月24日までにまとめた「第3回21世紀出生児縦断調査結果」に
よると、01年に生まれた2歳半児のうち、過去1年に病気やけがで、全体の93.
6%が医療機関にかかったことが分かった。傷病別では、かぜによるものが最
も多く全体の81.3%。その他、胃腸炎など消化器系の病気(18.0%)、アトピ
ー性皮膚炎や湿疹(15.8%)、水痘(14.9%)が多かった。
調査は、同一客体を長年にわたって追跡調査する目的で01年度スタート。1歳
半だった「第2回」はかぜで医療機関にかかった割合は82.6%、消化器系の病
気は27.7%でいずれも加齢とともに低下している。病気やけががなかったのは、
2.9%から5.0%に増えた。また、子育てについての親の相談相手のうち、医師
は、ゼロ歳だった「第1回」は18.0%を占めたが、今回は8.2%に下がった。
助産師・看護師も、5.6%から1.0%になった。