製薬協 メーカー希望価格など新たな薬価制度検討
公開日時 2005/01/12 23:00
日本製薬工業協会は1月12日の総会で05年度事業方針を決定した。薬価問題に
ついて「革新的新薬について価値に見合った薬価の実現を目指し、メーカー希
望価格など新たな薬価制度のあり方などの検討を進め、日薬連と協力して薬価
制度を巡る論議に参画していく」とした。
改正薬事法による製造承認から製造販売承認への移行などを踏まえ、薬事問題
への取り組みを強化する。これまで薬事問題については東薬工や大薬協の中心
的活動内容であり、製薬協は医薬品評価委員会の中に薬事問題特別小委員会を
設置し、開発に関する部分に限定して活動してきた。
業界団体の見直しを図る「団体のあり方を考える会」が、東薬工や大薬協とい
った地域別団体は地域課題に重点化し、機能を逐次製薬協、医薬協といった業
態別団体に移行するよう答申したのを踏まえ、薬事問題特別小委員会を発展解
消し、薬事委員会設置を決めた。