厚労省 ICD-10(03年版)国内適用へ
公開日時 2005/01/13 23:00
厚生労働省は1月13日、社会保障審議会統計分科会に「疾病、傷害及び死因分
類部会」(部会長・北村惣一郎国立循環器病センター総長)を設置し、初会合
を開いた。WHOが勧告する国際疾病分類(International Classification of D
iseases)である、ICD-10(2003年版)の日本での適用に向け作業をスタート
させた。部会は今年7月ごとに検討結果を集約、同審議会が厚労省に答申する。
同03年版は、現在国内で利用されている90年版の改訂版。原文は英語のため国
内での適用に向け厚労省が翻訳したが、同部会は、医学的見地から翻訳が適切
かどうかなどを検討する。また、精神分裂症を統合失調症に、痴ほうを認知症
と書き換えるなど、法令改正を念頭に置いた変更も行う。