厚労省 ケテック投与で「機械操作に従事させない」
公開日時 2005/01/16 23:00
厚生労働省は1月14日、アベンティスファーマのケトライド系経口抗菌剤「ケ
テック」(一般名:テリスロマイシン)について、昨年11月の使用上の注意改
訂後も意識消失の副作用が複数報告されたことから、「機械の操作に従事させ
ない」ことを記載するよう、再度改訂を指示したと発表した。前回の改訂では、
重大な副作用として意識消失を追記し、重要な基本的事項で、「機械を操作す
る際には注意させること」としたが、強い表現に改めた。
同剤は03年12月上市。自動車事故に発展したものも含め、意識消失の副作用報
告が集積されたことから昨年11月に使用上の注意を改訂したが、その後も同様
の報告が8例あり、累計15例(うち自動車事故4例)になった。