厚労省 母子世帯看護師「資格役立った」95.7%
公開日時 2005/01/19 23:00
厚生労働省が1月19日まとめた「03年度全国母子世帯等調査結果」によると、
何らかの資格を持ち就業している母子世帯の母のうち、その資格の種類は、最
多の簿記(16.8%)を除くと、ホームヘルパー(9.8%)、看護師(6.0%)な
ど医療、福祉関連の多いことが分かった。資格保有者のうち「資格が役立って
いる」としたのは看護師が95.7%で最も高く、簿記(45.4%)などに大きく差
を付けた。
結果をまとめた雇用・児童家庭局家庭福祉課の担当者は、「看護師などの資格
保有者は女性に多く、比較的収入が安定しているためではないか」と分析して
いる。調査は03年11月1日の状況について、無作為抽出した1854母子世帯など
を対象に実施。調査日の母子世帯は125万5400世帯で、全世帯の約2.7%を占め
る。母子世帯となった理由は、離婚(79.9%)、死別(12.0%)、未婚の母
(5.8%)など。