厚労省・検討会議 国内未承認薬使用で議論スタート
公開日時 2005/01/24 23:00
厚生労働省の未承認薬使用問題検討会議(座長・黒川清日本学術会議会長)は
1月24日、初会合を開き、混合診療問題で浮上した、治験の運用改善による国
内未承認薬の保険診療との併用に関する議論をスタートさせた。対象薬の本格
的な選定に向け、患者数が少なく採算が合わない未承認薬の治験を促進する場
合、費用負担をどうするかといった、製薬企業のモラルハザード回避などの問
題について2月開催予定の次回会合以降、詰めていく。
会合は年4回定期的に開くほか、必要に応じて随時開催。対象薬選定など個別
の検討事項については、専門家による作業班を招集する。初会合には尾辻秀久
厚労相が出席し、「患者の救済と医療の安全確保の両立を図ってほしい」とあ
いさつした。