中外製薬 中期経営計画発表、2010年売上3600億円超
公開日時 2005/02/14 23:00
中外製薬は2月14日、2010年までの6ヵ年の中期経営計画“Sunrise2010”を発
表した。永山社長は2010年の目標は売上高3600億円以上(05年目標は2935億円)
、営業利益率20%以上(同20.9%)、国内シェア5%(3位相当)、がん・腎・
骨/関節領域トップとし、05~10年に新製品・適応拡大で10テーマ以上の上市、
欧米でのMRAの成功ほか有力のテーマの導入出によるロシュとのWIN-WINを掲げ
た。
“Sunrise2010”では、2010年目標に向けたステップを05~07年のSTEP1(戦
略先行投資の実施時期)と08~10年のSTEP2(高成長期への移行時期)に分け
る。STEP1 では国内市場の低迷と主力のエポジンの競合品発売により売上成長
は1桁台前半と見込み、STEP2では、コペガス・タルセバ、アバスチン等の発
売とエポジンのがんへの適応拡大、MRAのリウマチへの適応拡大といった国内
外の新製品の伸長で1桁台後半の売上成長を予測した。