中外製薬 生産体制再編と分社化に着手
公開日時 2005/02/28 23:00
中外製薬は2月28日、生産体制の再編に着手し、現有する国内5工場を、5~
6年後に宇都宮工場(栃木県)と藤枝工場(静岡県)の2工場に集約すると発
表した。また06年1月に生産部門を一括して分社化することを決定した。医療
用の固形剤・軟膏剤を生産している鏡石工場(福島県)は05年6月末にニプロ
に譲渡する。
抗体医薬の生産拠点として投資してきた宇都宮には、浮間工場(東京都)のバ
イオ原薬製造機能、無菌注射剤製造機能などを移管し、中長期的にバイオ医薬
品の原薬・製造一貫工場に整備する。
藤枝には浮間、鎌倉工場から自社で製造を続ける高活性品を中心とした固形剤
製造機能などを移管し、合成医薬品の原薬・製造一貫工場に整備する。藤枝に
対して今年から08年にかけて約200億円の資金を投入する。