アストラゼネカの加藤益弘社長は11月22日、大阪市内で会見し「主力製品の売
上は順調だが、最大化を果たしていない」と語り、営業強化策として、専門性
を有する優秀なMRを選抜する「スーパーMR」制度を来年からスタートする方針
を示した。

マネージャーと同等クラスの給与で厚遇し、MR全体のレベルアップにつなげた
い意向。加藤社長は「優秀なMRが必ずしも優秀なマネージャーになるとは限ら
ず、現場に適した人は現場でバリバリ活躍してほしい。優秀なMRがいれば、優
秀な人材が集まる」と趣旨を説明した。

グルーバルの開発チームには日本法人も参加して国際共同開発を進める。コリ
ン・レドロップ上級副社長研究開発本部長は「グローバル開発品は国内で並行
開発していく」と述べた。今年フェーズ１入りした製品は７～８品目にのぼり、
来年はその倍の15品目を計画している。