厚労省 患者に先発品と後発品の価格差を情報提供へ
公開日時 2006/01/11 23:00
厚生労働省は1月11日、06年度診療報酬改定の骨子案を中医協の小委員会に提
示した。調剤報酬の項目のうち、後発品の情報提供である「医薬品品質情報提
供料」について患者にわかりやすい名称に変更するほか、その情報提供項目に
先発品と後発品の価格差を明記することをあげた。後発品使用促進策の一環で、
価格の安い後発品を患者に認知させることを狙う。
また、後発品への切り替えをスムーズにするため、医師が処方せんに先発品名
を記載しても、後発品への切り替えに問題がないことを医師が意思表示できる
よう処方せん様式例を追加する。日本医師会は「先発品と後発品ではそもそも
品質が異なる」と警戒感を強めている。