薬食審・安対調査会 サリドマイド、情報収集システム運用開始へ
公開日時 2006/01/29 23:00
厚生労働省は5月から、サリドマイドを個人輸入した医師が薬剤の使用状況等
を登録できるシステム(SMUD)の運用を開始する。主に多発性骨髄腫の患者に
投与されており、使用状況や緊急報告(重大な副作用・妊娠)などの情報を収
集。医師のほか、一般市民や患者でも内容を閲覧できるようにする。
同システムは05年度厚生労働科学特別研究「未承認医薬品の管理・安全確認シ
ステムに関する研究」(主任研究者:久保田潔・東京大学医学部助教授)によ
り大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)を利用して開発を進めているもの。
個人輸入量は、02年に44万454錠、03年53万958錠、04年53万8538錠と増加傾向
にある。しかし、医療機関での使用と管理が適切とは言えないと報告された経
緯がある。