厚労省 抗リウマチ薬の臨床評価GLを策定
公開日時 2006/02/19 23:00
厚生労働省は2月17日、抗リウマチ薬の臨床評価方法に関するガイドライン
(GL)をまとめた。リウマチ治療に使用する薬剤として鎮痛消炎剤にはGLがあ
るが、抗リウマチ薬に限定したのは初めて。評価方法として、疼痛や膨張など
を指数化した米国リウマチ学会(ACR)改善基準を採用した。ACR改善基準は20%
、50%、70%に分かれるが、主要な評価項目として最も改善率が低い20%に定
め、副次的な評価項目に50%、70%も盛り込んだ。ただ、生物学的製剤には、
完治に近い状態のACR改善70%に達する薬剤もあり、国際的な評価基準はさら
に上に進んでいるとの見方もある。