薬食審・一般用医薬品部会 帝人ファーマのスイッチOTC薬を承認
公開日時 2006/06/28 23:00
厚生労働省の薬事食品衛生審議会・一般用医薬品部会は6月28日、帝人ファー
マの口内炎治療薬「アフタッチA」などスイッチOTC薬(医療用を一般用に転用
した薬剤)4製品の承認を決めた。薬事分科会を経て正式承認となる見通しだ。
承認を決定したのは「アフタッチA」と「アフタカバー」、「アフタロン」、
「アフタコートT」。口内炎薬「トリアムシノロンアセトニド」を有効成分と
する外用剤で、製剤の濃度や用法・用量は医療用と同じだ。
一方、報告品目として審議したのはライオンの「バファリン ルナ」。この製
品は解熱鎮痛剤のイブプロフェンとアセトアミノフェンを配合した組み合わせ
た。この日の部会で2成分の配合比率を変更したため報告品目として審議した
結果、同製品を承認した。
また、初のダイレクトOTC薬(医療用ではなく直接OTC薬として開発した成分を
使った製品)で、再審査期間を終えた大正製薬の育毛薬「リアップ」など4製
品(成分はミノキシジル)は、安全性と有効性に問題はないと判断した。ただ、
薬剤師が副作用の情報提供を徹底するなど、現行の安全対策を継続する。