スイス・ロシュ 欧州医薬品庁、ゼローダの進行性胃がん承認申請を受理
公開日時 2006/07/26 23:00
スイス・ロシュは7月21日付で、欧州医薬品庁が経口抗がん剤「ゼローダ」と
他の化学療法(シスプラチン)との併用による進行性胃がん患者の治療を新規
適応とする承認申請を受理したと発表した。国内での同剤の適応症は「手術不
能または再発乳がん」で、中外製薬が大腸がんと胃がんについては臨床試験を
実施中だ。
今回の申請は、胃がんのファーストライン治療で、ゼローダとシスプラチンの
併用療法(XP)の有効性および安全性を、現在の標準治療法の5-FUとシスプ
ラチンの併用療法(FP)と比較したフェーズ3試験(ML17032)の結果に基づ
くもの。同試験の主要評価項目は無増悪生存期間における非劣性。XP群とFP群
では、少なくとも同等の無増悪生存期間が認められたという。副作用に関して
も、ほぼ同等の発現頻度だった。