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国際医療福祉大・武藤副院長 代替調剤、普及に課題残す

公開日時 2006/09/26 23:00

国際医療福祉大学付属三田病院の武藤正樹副院長は9月26日、ユート・ブレー
ンが開いたセミナーで講演し、各種の調査から、06年4月以降の後発品の代替
調剤率が院外処方せん枚数の2~8%であることを報告した。この結果に対し
「10%くらいを超えると予測していたが、実際にはそれより低かった」と感想
を述べたうえで、代替調剤の普及に向けて乗り越えるべき課題を指摘した。

数値は静岡県を中心とした地域、上田薬剤師会、鎌倉・茅ヶ崎薬剤師会、日本
薬剤師会の4つの調査結果をもとに分析したもの。代替調剤率は静岡県(調査
薬局は604軒、調査は4月実施)では7.96%(代替調剤可署名率26.6%、後発
品へのシフト率30.4%)、上田薬剤師会(83軒、6月実施)は6%(25%、24
%)、鎌倉・茅ヶ崎薬剤師会(44軒、6月実施)は6.4%(28%、23%)、日
薬(126軒、4・5月実施)は1.8%(10.2%、後発品へのシフト率は不明)
だった。最も代替調剤率の低かった日薬に対しては「結構、(後発品への切り
替えに)ネガティブなところが多いのではないか」とコメントした。

また、代替調剤普及を拒む要因として、▽院外処方せん発行の壁▽医師の「後
発品への変更可」署名率の壁▽患者の後発品希望率の壁▽保険薬局における薬
剤師の推奨率の壁▽患者基本情報が医療機関と保険薬局に共有化されていない
といった壁――などを挙げたうえで、代替調剤普及にはこれらの壁を乗り越え
る必要があると説明した。

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