塩野義製薬 クレストールのロイヤリティ収入が2.3倍
公開日時 2006/11/06 23:00
塩野義製薬は11月6日、07年3月期中間決算を発表した。主力の抗生物質が、
市場の縮小と薬価改定により軒並み売上減となった。使用成績調査の中間解析
が終了し、9月25日に通常の販売体制に移行したクレストールについては「今
後急速に売上が拡大するとは思うが、競争が激しい領域であり確実にシェアを
伸ばしたい」(塩野元三社長)としている。
海外で伸長しているクレストールのロイヤリティ収入は74億円(前年同期32億
円)となり、通期では185億円(81億円)を見込む。
●〔連結業績(前年同期比)通期予想(期初)〕
売上高 921億5400万円(4.9%減)2050億円(2100億円)
営業利益 109億8400万円(9.6%減)
経常利益 109億7700万円(11.1%減)310億円(310億円)
純利益 63億9400万円(23.1%減)180億円(180億円)
●〔中間実績(前年同期)通期予想(前回予想)、億円〕
(単体)
フロモックス 138(151)320(335)
フルマリン 74(87)144(148)
塩酸バンコマイシン72(82)137(143)
イムネース 57(53)115(115)
リンデロン等外用 53(54)100(103)
クラリチン 25(33)80(97)
オキシコンチン25(20)70(70)
ロンゲス 19(24)40(45)
ケフラール 15(18)30(31)
MSコンチン 13(20)22(22)
リスミー 13(14)26(30)
ランデル 9(10)24(30)
クレストール 11(0)40(10)
フィニバックス9(1)35(35)
アベロックス 11(―)30(55)
セトロタイド 0(―)5(5)