厚労省 タミフル、新たに副作用死5例発生
公開日時 2006/11/12 23:00
厚生労働省は11月10日、インフルエンザ治療薬「タミフル」について、今年1
月末から10月末までに、タミフルとの因果関係が否定できない死亡例が5例あ
ったことを明らかにした。死亡した患者の症例は中毒性表皮壊死症(Lyell症
候群)、腎障害、肝障害及びアナフィラキシーショック。それ以外の死亡例33
例の因果関係は「否定的」としている。同省のホームページ「新型インフルエ
ンザ関連情報」のなかで公表した。
また、タミフルを服用した16歳以下の異常行動については「これまでに(異常
行動を含めて)小児16例(治験時1例。10月31日現在)の死亡が報告されてい
る」と説明。タミフルと異常行動の関連性には否定的な見解を崩していない。