厚生労働省は10月５日、08年４月に創設する75歳以上を対象にした高齢者医療
制度に向けて、高齢者の状態にあわせた診療報酬体系の具体的な検討に着手し
た。来年３月をめどに基本的な考えをまとめ、夏から秋にかけてその骨格を取
りまとめる予定。医療費を抑制する目的で、病気の種類や症状で診療報酬の上
限を定める「定額制」を導入するかが焦点になりそうだ。５日に初会合を開い
た「後期高齢者医療の在り方に関する特別部会」で詰めていく。