久光/日本新薬 麻薬性鎮痛剤と鼻炎・喘息治療剤の共同開発契約解消
公開日時 2006/11/26 23:00
久光製薬と日本新薬は11月24日、がん性疼痛緩和テープ製剤HFT-290(麻薬性
鎮痛剤)とアレルギー性鼻炎・気管支喘息治療剤NS-126(吸入ステロイド剤)
の共同開発契約解消を発表した。得意分野に開発資源を集中させるための協議
を重ねてきた結果という。
HFT-290はフェーズ3段階で、今後久光が単独開発する。久光では「他社との
販売提携の可能性はある。麻薬性鎮痛剤の経験のあるところが候補になるだろ
う」としている。
NS-126はアレルギー性鼻炎が申請準備中、気管支喘息がフェーズ2a終了段階
で、国内外での権利を久光から譲り受け、日本新薬が単独開発する。日本新薬
では「アレルギー性鼻炎が先行しており、気管支喘息は今後の方針を検討中」
としている。