旭化成 MR数100人増員し700人体制へ
公開日時 2007/04/05 23:00
旭化成の蛭田史郎社長は4月5日の会見で、昨年発表した2010年を最終年度と
する中期経営計画「GrowthAction-2010」の進捗状況と経営目標を説明した中
で、中計期間中に医薬事業のMR数を100人増員し700人体制に拡充するほか、パ
イプライン強化に向け07年度に新薬導入のための戦略的投資を行う方針を明ら
かにした。
10年度の医薬・医療機器領域の営業利益目標(05年度比70億円増)について
「3疾患領域(整形外科、神経、泌尿器)に集中した拡大策が打ち出せるので
十分達成できる」と語った。07年度に関しては、医薬のライセンス収入の減少
に加え、新たな臨床試験費用が発生することから営業利益は微減となる見込み。
新薬パイプラインの強化策として導入を予定する新薬候補品について、2010年
までに最低1品目、可能であれば2品目の臨床入りを目指しているとした。