医薬工業協議会は５月17日の総会で、新会長に沢井製薬の澤井弘行社長を選任
した。澤井新会長は「後発品大国である米国の数量ベースシェアが63％に達し
ているのに比べ、日本の30％は低い目標だが、実現のために行政と緊密に連携
していきたい」と抱負を語った。

薬価制度改革への取り組みについて「製薬企業の価値そのものであり、品質や
安定供給の信頼性確保には一定のコストがかかることに理解を得たい」と述べ
た。また「欧米並みの薬事制度を要望していきたい」とした。

このほか重点施策として挙げたのは「GE業界の信頼性向上」「国際的協調の強
化」「団体の名称変更」「啓発活動の活発化」「会員会社への情報開示」「会
員の裾野拡大」「組織・体制・規約の見直し」。