昭和大・足立教授 アドエア、飛躍的に普及する可能性
公開日時 2007/06/25 23:00
グラクソ・スミスクライン日本法人のマーク・デュノワイエ社長は6月22日、
喘息治療配合剤アドエアの発売記者会見で「1剤で喘息を十分コントロールで
きる」と述べた。ロイコトリエン受容体拮抗薬のオノンなどに比べ、薬価が安
いアドエアは「多くの患者に貢献できる薬価」とした。全MR1700人のうち、63
0人の呼吸器領域専任MRが販促活動を展開する。
同社の吸入ステロイド薬フルタイド(06年の国内売上:219億円、薬価ベース)
と長時間作用性β2刺激薬セレベント(同126億円)の配合剤。米国では喘息
治療中の成人の42%、EUでは23%に使用されており、全世界での06年売上は70
00億円を超えた。
昭和大学医学部の足立満教授(第一内科)は、プライマリ・ケア医も含め国内
で飛躍的に普及する可能性が高いとの見方を示した。短時間で効果を実感でき
るため、医師の処方モチベーションは向上するとした。