日本ケミファ・山口社長 「GE事業に大胆にシフト」
公開日時 2007/07/10 23:00
日本ケミファの山口一城社長は7月10日の記者懇談会で、新中期経営計画(07
~11年度)について説明し「ジェネリック医薬品(GE)事業への大胆なシフト
を考えている。限りある経営資源をGE事業に集中投下する」と強調した。GEの
品揃えを101成分(07年3月現在)→155成分(09年度末)→165成分以上(11
年度末)に引き上げ、医薬品合計売上に占める比率は最終年度に75%前後に達
する見通しを示した。
最終年度の数値目標は、連結売上が06年度実績比1.6倍の330億円、うちGE売上
(単体)は2.3倍の210億円。利益率の高い自社品、共同開発品の売上比率を伸
ばすことで、営業利益率15%を目指す。また、8期ぶりに復配を実現した配当
政策について「中計期間中に一般的な上場企業並みの配当性向30~40%を実現
する」とした。
〔連結数値目標・08年度(06年度比)09年度(同)11年度(同)〕
売上高 245億円(17%増)280億円(34%増)330億円(1.6倍)
うちGE品(単体)135億円(50%増)166億円(84%増)210億円(2.3倍)
営業利益 18億円(29%増)23.2億円(66%増)47億円(3.4倍)
経常利益 15億円(32%増)20億円(75%増)44億円(3.9倍)
なお、数値目標は08年度以降、毎年薬価改定があると想定。