【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

富山化学 T-3811の海外開発、シェリングPが欧州でも申請取り下げ

公開日時 2007/07/29 23:00

富山化学工業は7月27日、海外導出先の米シェリング・プラウから、欧州で申
請中のニュータイプのキノロン系合成抗菌剤T-3811について、いったん申請を
取り下げたとの連絡を受けたと発表した。欧州医薬品委員会(CHMP)の質問に
対して許容された期限までに回答できなかったためという。理由は異なるが、
シェリング・プラウは米国でも申請を取り下げている。一方、国内では6月29
日の薬事分科会を通過しており、正式承認が近い。

富山創製のT-3811の海外開発をめぐっては、03年9月に米ブリストル・マイ
ヤーズスクイブ(BMS)と提携解消。04年6月に新たにシェリング・プラウと
提携を結んだ。シェリング・プラウは米国で06年2月、欧州で5月に承認申請
を行った。しかし、同年8月の米国に続き、今回欧州でも取り下げた。富山は
「BMSが実施した臨床試験から時間が経ち、その間に欧州の承認環境が変化。
包括的な質問を受けたことから、期限内での回答が難しかったと聞いている」
と話している。シェリング・プラウは再申請の権利を保持するが、時期は未定。

業績への影響について富山は「欧州での承認を受けて、原薬出荷等で3億円程
の売上を見込んでいたが、当期収益には計上されない。しかし、利益に及ぼす
影響は軽微で、通期業績予想は修正しない」としている。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事


ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー