社保審・医療保険部会 社会保障費2200億円圧縮メドたたず
公開日時 2007/11/26 23:00
厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会は11月26日、08年度予算の社会保
障費2200億円の圧縮策として、焦点となっている政管健保への国庫負担の健保
組合などによる肩代わりについて議論したが、健保連などは「自主・自立を基
本とする医療保険制度の枠組みを崩す」などと反対姿勢を示し、溝は埋まらな
かった。
厚生労働省は当初2200億円を捻出するため、半分を薬価改定(800億円)と後
発品使用促進策(200億円)、残り(1200億円)を政管健保から健保組合への
負担差し替えで対応する考えだったが、健保連などが反対姿勢を崩しておらず、
予断を許さない状況が続いている。