エーザイ・アボット アダリムマブの販売契約変更、ブランド名を統一
公開日時 2008/01/28 23:00
エーザイとアボットジャパンは1月28日、両社が締結した関節リウマチのTNF
(腫瘍壊死因子)阻害剤アダリムマブ(申請中)の販売契約を変更すると発表
した。適正使用の推進とブランド力の向上を図るため、2ブランド2チャネル
2プロモーションから1ブランド1チャネル2プロモーションに変更し、商品
名も2名称(ラヒーラ/ヒュミラ)から「ヒュミラ」に統一する。
契約内容の変更により、国内での製造販売承認はアボットジャパンが取得し、
販売はエーザイが行う。販売後は適正使用の徹底に向けて、両社が免疫・炎症
疾患領域の専門MRを設置し、エーザイの施設担当MRと協同・連携する予定。
国内では同系統のTNF阻害剤として、既にレミケード(03年7月に適応追加)
とエンブレル(05年3月発売)の2製剤が先行販売されている。ヒュミラの発
売後は競合薬との激しい競争が予想されるため、両社の協力体制が不可欠と判
断したという。ヒュミラの海外での売上高は約20億ドル(06年度)で、07年度
は28億ドルを見込む。