米メルク 10―12月はバイオックス和解金で赤字
公開日時 2008/02/03 23:00
米メルクが1月30日発表した07年1―12月期決算によると、売上高は前期比7%
増の241億9770万ドル、純利益は26%減の32億7540万ドル。10―12月期は、売
上高が3%増の62億4280万ドル、純損益はバイオックス問題の和解金48億5000
万ドルを計上したことなどにより、16億3090万ドルの赤字(前年同期は4億73
90万ドルの黒字)。
メルク/シェリング・プラウのパートナーシップによるゼチア(高脂血症)、
バイトリン(ゼチアとゾコールの合剤)の07年の全世界年間合計売上は34%増
の51億8620万ドルとなったが、08年1月14日に公表したバイトリンを含むENHA
NCE試験の結果を受け、その後の処方動向を注視しているとしている。
07年に全世界で30億4900億ドルを売り上げたフォサマックス(骨粗鬆症)は、
米国で08年2月に特許が切れるため、08年は11億~14億ドルに落ち込む見通し。
〔1―12月、全世界―米国、百万ドル(前期比%)〕
シングレア 4266(19)2992(16)
コザール 3350(6)1235(8)
フォサマックス 3049(-3)1982(0)
ガーダシル 1481(―)1194(―)
ゾコール 876(-69)182(-90)
ジャヌビア 668(―)619(―)
〔10―12月、全世界―米国、百万ドル(前年同期比%)〕
シングレア 1154(20)796(15)
コザール 891(3)329(3)
フォサマックス 796(1)522(1)
ガーダシル 339(―)268(87)
ゾコール 222(-41)55(-66)
ジャヌビア 252(―)229(―)