日本ケミファ 後発品が好調、通期は売上比率54.6%達成へ
公開日時 2008/02/11 23:00
日本ケミファは2月8日、07年4-12月期決算が減収減益となったと発表した。
主力のウラリットは対前年比17%増、後発品は5.2%増と好調に推移したもの
の、前年同期に計上した投資有価証券の売却益分(3億8000万円)が今期は計
上がなかった影響で、大幅減益となった。通期予想は変更していない。
後発品の医薬品全体に占める売上比率は、前年同期より0.1ポイント上昇し53.
6%となった。4-12月期は新製品8品目を発売し、その売上として通期で4
~5億円を予想するが、4-12月期は2億円程度で計画達成が遅れている。そ
の理由として、新製品の売上規模が小さく、半分が注射剤で市場浸透が遅れた
ためとしている。ただ、08年4月に政府が新たに施行する後発品促進策による
仮需の影響で、通期は目標の売上比率54.6%を達成できると見込んでいる。
〔連結業績(前年同期比)通期予想〕
売上高 159億800万円(0.4%減)215億円
営業利益 10億600万円(7.7%減)13億円
経常利益 8億9000万円(2.5%減)11億
純利益 4億7900万円(40.3%減)6億3000万円