GSK 07年純利益3%減、アバンディア不振と後発品競合で
公開日時 2008/02/14 23:00
英グラクソ・スミスクラインが2月7日発表した07年1―12月期決算によると、
売上高は前期比2%減の227億1600万ポンド(454億3200万ドル)、純利益は3%
減の53億1000万ポンド(106億1900万ドル)。医療用医薬品の売上は4%減の1
92億3300万ポンド(384億6600万ドル)、うち米国で10%減の92億7300万ポン
ド、日本で8億6700万ポンド(CERで10%増)。
07年5月の副作用に関する論文発表を契機としたインスリン抵抗性改善薬アバ
ンディアの不振、米国でのアレルギー性鼻炎治療薬フロナーゼ、抗うつ薬ウェ
ルブトリン、制吐剤ゾフラン、心臓病治療薬コレッグの後発品との競合激化に
より、08年のEPS(1株当たり利益)はCER(恒常為替レート)%で1桁台半ば
の減少を予想。
10―12月期は、売上高が前年同期と横ばいの59億7400万ポンド(121億1600万
ドル)、純利益は11%減の10億7600万ポンド(21億9400万ドル)。医療用医薬
品の売上は2%減の50億4700万ポンド(102億3700万ドル)、うち米国で12%
減の22億9700万ポンド。米国でアバンディアは55%減となった。
〔1―12月、全世界―米国、百万ポンド(前期比%、英ポンドベース)〕
アドベア 3499(6)1891(1)
アバンディア 1219(-26)780(-35)
ラミクタール 1097(10)892(17)
バルトレックス934(11)668(11)
イミグラン 685(-4)558(1)
フロベント 621(-6)284(-5)
コレッグ 587(-25)581(-25)
パキシル 553(-11)143(-18)
オーグメンチン530(-7)67(-29)
ウェルブトリン529(-41)512(-42)
フロナーゼ 199(-36)72(-61)
ゾフラン 196(-77)78(-89)
ボンビバ 161(69)115(39)
タイケルブ 51(―)36(―)
〔10―12月、全世界―米国、百万ポンド(前年同期比%、英ポンドベース)〕
アドベア 958(11)513(4)
アバンディア 231(-43)130(-55)
ラミクタール 301(17)247(21)
バルトレックス255(20)181(21)
イミグラン 187(7)153(11)
フロベント 175(2)81(3)
コレッグ 23(-88)23(-88)
パキシル 151(-7)39(-20)
オーグメンチン146(1)15(-40)
ウェルブトリン130(-39)125(-40)
フロナーゼ 32(-33)1(―)
ゾフラン 22(-87)-7(―)
ボンビバ 52(53)38(36)
タイケルブ 19(―)12(―)